有限会社稲垣製作所

サブスクとレンタルの違いとは?ファッションから考える新しい消費のカタチ

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サブスクとレンタルの違いとは?ファッションから考える新しい消費のカタチ

サブスクとレンタルの違いとは?ファッションから考える新しい消費のカタチ

2025/05/21

近年、「サブスク(サブスクリプション)」や「レンタル」といった新しい形の消費スタイルが注目を集め、一般的な発想としても定着してきています。特にファッション業界では、環境問題への意識の高まりとともに、これらのサービスが急速に広まりつつあります。

改めて、サブスクとレンタルの違いやその歴史的背景、大量生産による廃棄問題と環境への影響、さらにそれぞれのメリット・デメリットについて、ファッションを切り口に詳しく解説してみます。

なぜ、ネクタイを良さを知ってもらう方法がサブスクではなくレンタルという形にしたのかも知っていただけるのではないでしょうか。

サブスクとレンタルの違いとは?

まずはこの2つの言葉の意味と違いについて整理してみましょう。

● レンタルとは?

レンタルとは、特定のモノやサービスを一時的に借りることです。返却が前提で、使った分の料金を支払います。例えば、結婚式でドレスを数日間だけ借りる、家電を1週間レンタルする、などが一般的な形です。私自身だと映画のビデオ、自転車、スタジオ、そして生活をする部屋はレンタルというものだった。

 

● サブスクリプションとは?

サブスクリプション(通称「サブスク」)は、定額で定期的にサービスや商品を利用できる仕組みです。音楽や動画配信サービスが代表的ですが、近年ではファッションや家具、食材のサブスクも増えています。今は私も映画のレンタルから動画配信サービスを数チャンネル利用し、サブスクに変化しています。

 

● 大きな違いは「定期性」と「所有感」

レンタル:一時的・必要な時に借りる

サブスク:定期的にサービスが届く/更新される

サブスクは「継続的な利用」が前提のため、「体験を所有する」感覚に近いのに対し、レンタルは「モノ自体の一時的な借用」という点で異なります。

レンタル・サブスクの歴史

● レンタルの起源

レンタルの概念は古くから存在しており、道具や家畜、土地などを貸し借りする文化は紀元前からありました。現代の「ビジネスモデル」として定着したのは20世紀に入ってからで、映像や家電、自動車のレンタルが普及していきました。

● サブスクの起源

サブスクの原型は、新聞や雑誌の「定期購読」にあります。21世紀に入ってからは、デジタルサービス(NetflixやSpotifyなど)をきっかけに一気に拡大。現在ではファッションや住まい、食など、あらゆる分野に広がっています。

大量生産と廃棄の問題:なぜレンタル&サブスクが注目されるのか?

ファッション業界では、毎シーズン大量の衣類が生産され、売れ残ったものは値下げされてもなお消費されず、最終的には廃棄されるという問題が深刻化しています。ヴィンテージや古着として新たな価値を生み出すこともあるが、それも実際にはごく一部のものではある。

● ファッション産業と環境問題

年間約9200万トンの衣類が廃棄されている(国連による試算)

生産過程で大量の水や化学物質が使用される

衣類廃棄によるCO2排出も深刻な課題に

このような背景から、「所有しない消費」のスタイルとして、レンタルやサブスクが注目されています。必要なときだけ使い、循環型の利用を促進することが、持続可能な社会に向けた一歩になるのです。

ファッションにおけるレンタルとサブスク

● レンタルできるファッションアイテム

ドレス・タキシード、着物などのフォーマルウェア

バッグやアクセサリーなど高額なブランド品

スーツなど就活・冠婚葬祭用

季節物のアウター(スキーウェアなど)

● サブスクで利用できるファッションサービス

月額でスタイリストが選ぶコーデが届く

毎月好きなアイテムを選んで着用可能

使用後は返却 or 購入も選べる

メリット&デメリットを比較

観点
レンタル
サブスク
利用頻度
必要な時だけ
定期的
コスト
単発での支払い
定額制
アイテム選択
自分選ぶ or 限定
定期更新・選べる場合
保管・管理
返却不要
継続管理必要場合
サステナブル
高い(短期利用)
高い(長期循環)
所有
低い
中〜

● レンタルのメリット

短期間だけ必要なときに便利

高級品を低価格で試せる

保管スペース不要

● サブスクのメリット

新しいアイテムに定期的に出会える

毎回の選択の手間が少ない

購入よりも経済的なケースも

● 注意すべき点(共通のデメリット)

気に入っても自分のモノにはならない

汚損・破損時の弁償リスク

選べるアイテムが限定的な場合がある

これからの消費は「所有」から「体験」へ

20世紀型の「たくさん買って、たくさん捨てる」消費モデルは、すでに限界を迎えつつあります。今後はモノの「所有」よりも、「体験」や「価値の共有」に重きを置く時代へとシフトしていくと考えられます。

ファッションのレンタルやサブスクは、その先駆けと言えるでしょう。自分にとって本当に必要なモノ・サービスを見極め、環境にも自分にもやさしいライフスタイルを築いていく。その選択肢として、レンタルやサブスクは今後ますます広がっていくと期待されます。

まとめ

レンタルは一時的な借用、サブスクは定期的な利用という違いがある

ファッション業界では環境負荷の軽減策として注目されている

必要なときに必要な分だけ使うことで、廃棄物を減らし、持続可能な社会に近づける

それぞれにメリット・デメリットがあるため、時代背景、目的やライフスタイルに応じて使い分けることが重要で私の場合はネクタイに注目すれば、働くときにはネクタイを着用することが当たり前だった時代であればレンタルではなくサブスクを選んでいただろう。

正直、私自身は新品でも古着でもショッピングという行為も含めてまだまだ買い続けるだろうが、皆様には一回使ってみようかなと思っていただけるような魅力的なアイテムを引き続き増やしていきます。

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ビジネスシーンに応じてレンタル

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