ヴィンテージネクタイを選ぶ理由
2025/02/04
「SHARE IN」で展開しているネクタイは、すべてヴィンテージまたはオールドのものに限られる。
「人が一度使ったものは嫌だ」という方もいるかもしれないが、一度でも使用されたものは、定義上古着に分類される。
ネクタイに限らず、私は洋服もヴィンテージや古着を着るし、新品も取り入れ、ミックススタイルを楽しんでいる。
改めてヴィンテージや古着のメリットを挙げると、以下のような点がある。
- 希少性があり、人と被らない
- 現代では手に入らない染色や技法、素材が使われている
- 規制が緩かった時代に作られたため、独特の風合いが楽しめる
一方でデメリットとしては、
- 一点モノなのでサイズ違いが選べない
- デザインによっては古い印象を受けるものもある
- 少なくとも一度は使用された可能性が高い
これに対し、新品のものは、上記と全く逆の特徴を持っている。
価格について
もはや「古着=安い」とは言えない。
確かに、これだけ贅沢な素材を使用したものがこの価格で買えるなら安いとも言えるが、既に市場にないものを世界中から集めているため、物価高の影響も受け、高騰が止まらないのが現状だ。
逆に新品の市場では、ハイブランドの価格が天井知らずになってきているが、その一方で、かつて一般的でなかったプチプラブランドが数多く登場している。
ネクタイについて
私はメーカーと競うつもりは全くないし、新品のネクタイも普通に購入する。だからこそ、気に入ったネクタイがあれば、ぜひ手に取ってほしい!
その想いがあるからこそ、レンタル用のネクタイには現行品をラインナップせず、ヴィンテージやオールド品のみに限定している。
ネクタイは他のファッションアイテムと比べても肌に直接触れる部分がほとんどないため、今まで古着に挑戦したことがない人や苦手意識がある人でも取り入れやすいのではないかと考えている。
コレクションの一例
例えば、昨年リリースされたKAPITALのマリア像が織り込まれたネクタイ。日本の有名デニムメーカーがコレクションにネクタイを取り入れてくれたことが、とても嬉しかった。
もう一本は、1978年にイタリア・ミラノで誕生した「ジャンフランコ・フェレ」のもの。
メンズコレクションが始まったのは1982年なので、正確な年代はわからないが、数十年前のネクタイが今、日本にあることに、何かロマンを感じないだろうか?
----------------------------------------------------------------------
Share in
----------------------------------------------------------------------