CELINE(セリーヌ)の魅力に迫る:歴史・特徴・デザイナーからネクタイまで
2025/06/06
フランス・パリ発のラグジュアリーブランド「CELINE(セリーヌ)」。洗練されたミニマルな美学と高い品質で、多くのファッショニスタを魅了しています。今回は、セリーヌの歴史、ブランドの特徴、歴代のデザイナーたちの功績に加え、「ネクタイ女子」が着用しやすい質感とデザインで改めて私も注目しているセリーヌのネクタイについても詳しくご紹介します。
セリーヌの歴史:子ども靴から始まったブランド
セリーヌは1945年、セリーヌ・ヴィピアナ(Céline Vipiana)によって、パリで誕生しました。意外なことに、ブランドのスタートは高級オーダーメイドの子ども靴専門店。上質な素材とクラフトマンシップを武器に、上流階級のパリジャンの間で評判を呼びました。
1959年にはレディース向けのプレタポルテ(既製服)を発表し、トータルファッションブランドへと進化。1970年代にはバッグや革小物にも展開を広げ、次第に世界的な知名度を獲得していきます。
1996年にはLVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)グループに買収され、グローバルなラグジュアリーブランドとしての地位を確立しました。
セリーヌの特徴:ミニマルでタイムレスなエレガンス
セリーヌが愛される理由の一つが、タイムレスでありながら現代的なミニマリズム。過剰な装飾を排除し、シンプルなカッティングと上質な素材使いにこだわったデザインは、シーンを問わず活躍します。
特にバッグは、シンプルでありながら存在感があり、“一生モノ”のアイテムとして多くのファンを持っています。トリオンフ(Triomphe)ロゴや、馬車のエンブレムといった伝統的なモチーフも人気のポイントです。
セリーヌのレディースアイテムは、まさに“インテリジェントで洗練された女性像”を体現しています。シャープなテーラリング、無駄を省いたシルエット、落ち着いたカラーパレット。どのアイテムにも「気取らず美しい」セリーヌらしさが息づいています。
人気のバッグ「ラゲージ(Luggage)」や「トリオンフ(Triomphe)」シリーズは、実用性と美的完成度の高さが両立。洋服とのコーディネートもしやすく、日常のスタイリングを格上げしてくれます。
現在は、デニムやレザー、ロックテイストを取り入れたアイテムも増えており、より若々しく、スポーティーでエネルギッシュな一面も覗かせています。
歴代のデザイナーたち:ブランドを形作った才能
セリーヌは時代ごとに異なるデザイナーの個性が反映され、そのたびにブランドの新たな魅力が引き出されてきました。
フィービー・ファイロ(Phoebe Philo)|2008〜2017年
“フィービー期”はセリーヌの歴史の中でも特に評価が高い時代。現代女性のリアルなライフスタイルに寄り添った、実用性と美しさのバランスが絶賛されました。フィービーによるデザインは知性と静けさを感じさせ、世界中の女性たちから圧倒的な支持を受けました。
エディ・スリマン(Hedi Slimane)|2018〜現在
現クリエイティブディレクターであるエディ・スリマンは、セリーヌに大胆な変革をもたらしました。ブランドロゴをリニューアルし、メンズラインを本格展開。ロックテイストやスリムシルエットを取り入れたスタイルは賛否両論を巻き起こしつつも、若年層から熱烈な支持を獲得しています。
CELINEは、70年以上の歴史を通じて「変わらない本質」と「進化するスタイル」を見事に両立させてきたブランドです。洗練されたデザイン、優れた素材、そして確かなクラフトマンシップは、世代や性別を問わず多くの人を惹きつけています。
ネクタイのようなメンズアクセサリーから、女性向けの洗練されたバッグやウェアまで、セリーヌは“日常の中の贅沢”を提案するブランドとして、今なおファッション界の第一線に立ち続けています。
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