ネクタイに合うシャツ・合わないシャツとは?
2025/12/21
フォーマル・ビジネスで失敗しない襟の選び方とカジュアルでの楽しみ方
スーツスタイルやジャケットスタイルにおいて、「ネクタイに合うシャツ」「合わないシャツ」の違いが分からず、コーディネートに悩んだ経験はないだろうか。
この違いは、シャツの襟(カラー)設計を理解することで、驚くほどシンプルになる。
ここでは、フォーマル・ビジネスシーンで知っておきたい基本ルールから、カジュアルでの取り入れ方までを、分かりやすく解説してみます。
ネクタイに合うシャツの基本条件とは?
ネクタイに合うシャツの条件は、大きく分けて以下の2点だ。
★襟の開きがネクタイ用に設計されていること
★襟がネクタイのノットを支える構造になっていること
つまり、「ネクタイが結べるか」ではなく、「ネクタイ姿が美しく見えるか」が重要になる。
【フォーマル・ビジネス】ネクタイに合うシャツの襟型
レギュラーカラー(ポイントカラー)
最も基本で、フォーマルからビジネスまで幅広く対応できる襟型。
襟の開きが控えめで、プレーンノット・セミウィンザーノットなど、どの結び方とも相性が良い。
結婚式・式典・就職活動・商談など、きちんと感が求められる場面では最優先で選びたい。
セミワイドカラー・ワイドカラー
襟の開きがやや広く、ネクタイのノットがきれいに収まるのが特徴。
近年のビジネスシャツでは主流の襟型で、スーツとの相性も非常に良い。
ネクタイに立体感が出やすく、ビジネスでも洒落感を出したい方におすすめ。
カッタウェイカラー
襟先が大きく外に開いたデザインで、太めのネクタイノットと好相性。
華やかさがあるため、フォーマル寄りのパーティーシーンやドレスアップしたビジネススタイルに向く。
タブカラー
襟の内側にタブが付き、ネクタイを持ち上げる構造の襟型。
Vゾーンが立体的に見え、クラシックで格のある印象を演出できる。
ネクタイに合わないシャツの襟型とは?
ボタンダウンシャツ
襟先をボタンで留めるカジュアル由来の襟型。
ネクタイは結べるものの、フォーマルシーンでは不向き。
ビジネスカジュアルでは許容されるが、重要な商談や式典では避けたい。
オープンカラー(開襟シャツ)
第一ボタンを留めない前提で作られたシャツ。
ネクタイとの相性は考慮されておらず、基本的にノータイ専用。
シャークカラー・ハイカラー・バンドカラー
これらはデザイン性を重視した襟型で、ネクタイを前提としていない。
無理に合わせると違和感が出やすいため、カジュアルスタイルで楽しむのが正解。
カジュアルシーンでのシャツとネクタイの楽しみ方
「ネクタイに合わない襟=使えない」というわけではない。
むしろカジュアルでは、襟型の個性を活かすことでコーディネートの幅が広がる。
★オープンカラー × ノータイ × ジャケット
★シャークカラー × セットアップ
★ボタンダウン × ニットタイ(カジュアル寄り)
大切なのは、フォーマルのルールを理解した上で外すこと。
これにより、「ただの崩し」ではなく「計算された大人のカジュアル」になる。
ネクタイに合う・合わないの違いは、センスではなく知識だ。
フォーマル・ビジネスでは正しい襟型を選び、カジュアルでは自由に楽しむ。
ショップでシャツを選ぶ際は、ぜひ「この襟はどんなシーン向きか?」という視点を持ってほしい。
それだけで、コーディネートの完成度は確実に上がる。
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