LANVIN(ランバン)|メンズヴィンテージの視点で読み解く、最古のクチュールメゾン
2026/01/08
LANVIN(ランバン)は1889年創業。
フランス・パリに現存するメゾンの中で、最も古い歴史を持つクチュールブランドとして知られている。
レディースのイメージが先行しがちなランバンだが、
ヴィンテージ市場、特にメンズファッションの文脈で見たとき、このブランドは非常に奥深い存在。
仕立ての良さ、素材選びの上質さ、そして時代を超えて成立するデザイン。
本記事では、メンズ寄り・ヴィンテージ寄りの視点から、ランバンの歴史と魅力を掘り下げてみよう。
LANVINの歴史|「仕立ての美学」がメンズに継承されたブランド
ランバンを創業したのは、ジャンヌ・ランバン(Jeanne Lanvin)。
当初は帽子職人としてキャリアをスタートし、娘のために仕立てた服が評判となりメゾンを拡大していった。
この背景は、後のメンズラインにも通じる重要なポイント。
ランバンの服作りの根底には、
・身体に沿う立体的な構造
・装飾よりもバランスを重視する設計
・長く着ることを前提とした品質
が常に存在している。
メンズウェアが本格的に評価され始めるのは20世紀後半以降だが、
クチュールメゾンとして培われた「仕立ての思想」が、そのままメンズにも反映されている点が、ヴィンテージとしての価値を高めている。
ヴィンテージLANVIN(メンズ)の魅力とは?
1. 無駄を削ぎ落としたシルエット
80〜90年代のランバン・メンズに多く見られるのは、
流行を過度に追わない、端正で静かなシルエットだ。
肩線は自然、身幅は程よく、着丈のバランスも極端さがない。
結果として、今着ても古さを感じにくいのが特徴。
2. 素材選びに現れるメゾンの格
ヴィンテージのランバンを手に取ると、まず素材感に驚かされる。
・しなやかなウール
・落ち感の美しいトロピカル素材
・光沢を抑えた上質なコットン
これらは、当時の大量生産ブランドとは明確に一線を画すクオリティ。
「触れば分かる」という言葉が、これほど似合うブランドも少ないだろう。
3. 控えめなデザインと知性
ロゴの主張は控えめ。
柄物であっても、色数や配置は非常に計算されている。
ヴィンテージ市場では、
“派手ではないが、着ると雰囲気が出る服”
として評価される理由が、ここにある。
90s〜2000年代初頭のLANVINが注目される理由
現在、古着・ヴィンテージ市場で評価が高まっているのが、
1990年代〜2000年代初頭のランバン・メンズ。
この時代は、
・モードとリアルクローズの中間
・スーツとカジュアルの境界が曖昧
・過剰な装飾がまだ入らない
という、非常に“使える”アイテムが多い。
特に、
テーラードジャケット、スラックス、シャツ、ネクタイ
といったベーシックアイテムは、
今のスタイリングにもそのまま落とし込める完成度を持っている。
ヴィンテージLANVINはどんな人におすすめか?
・仕立て重視で服を選びたい人
トレンドよりも、服そのものの完成度を大切にする人。
・ブランドをさりげなく楽しみたい人
ロゴや分かりやすさよりも、
「分かる人には分かる」服を求める人。
・ジャケットやスラックスを日常着にしたい人
古着でも、仕事・私服どちらにも使える服を探している人に最適。
ヴィンテージLANVINは“静かな贅沢”
ヴィンテージのLANVINは、
声高に主張する服ではない。
しかし、着たときの佇まい、
動いたときの生地の表情、
年月を経ても崩れない設計。
それらすべてが、
クチュールメゾンとしての矜持を物語っている。
派手さよりも、
長く付き合える一着を探しているなら。
ヴィンテージのランバンは、間違いなく候補に入れるべきブランド。
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