オーダーシャツは高い?いいえ、意外と手軽!失敗しない選び方ガイド
2025/03/11
シャツのオーダーという選択肢
洋服には「オーダー」という作り方があります。特にネクタイを着用する際、その土台となるシャツ選びは重要です。そこで今回は、シャツのオーダーについて考えてみたいと思います。
シャツのオーダーには2種類ある
シャツをオーダーする方法は、大きく分けて2種類あります。
- パターンオーダー 予め用意されている型紙(パターン)に従って製作する方法。基本的なシルエットは決まっていますが、襟の形や袖の仕様など、一部のディテールをカスタマイズできます。
- ビスポーク(フルオーダー) 採寸を行い、体にぴったりフィットするシャツを一から製作する方法。生地選びからディテールまで完全にオリジナルな一着を作ることが可能ですが、その分時間もコストもかかります。
オーダーシャツを選ぶ理由
オーダーシャツを選ぶ理由には、主に二つの考え方があります。
1. 既製品ではサイズが合わない
例えば、スポーツ選手のように首や胸の筋肉が発達している人、または少しふくよかになった人は、既成シャツではサイズが合わないことがあります。逆に、小柄な体形の人がバランスを取るためにオーダーを選ぶ場合もあります。
2. 生地やディテールにこだわりたい
私のように、生地見本から選んでオリジナルの一着を作りたいという理由でオーダーする人もいます。自分のワードローブや好みに合わせてシャツを選べるのは、オーダーならではの楽しみです。
パターンオーダーでカスタマイズできるポイント
パターンオーダーのシャツは、ブランドや店舗によって異なりますが、一般的に以下のようなポイントを変更できます。
- 襟の形(ワイドカラー、スナップカラー、ボタンダウンなど)
- 袖の形状(シングルカフス、ダブルカフス)
- 背中のプリーツ(可動域を広げるためのタックの有無)
- 胸ポケットの有無
- ネーム刺繍の追加
フルオーダーならさらに自由度アップ
フルオーダーでは、パターンオーダー以上に細かなカスタマイズが可能です。
- 生地の選択(コットン、リネン、ブロードなど)
- ボタンの種類(貝ボタン、プラスチックボタンなど)
- 比翼仕立て(ボタンを隠すデザイン)
- ステッチの有無
ただし、フルオーダーは時間もコストもかかるため、経済的に余裕のある方でないと難しいかもしれません。また、シャツは消耗品という考え方もあるため、頻繁に買い替えが必要な人には、パターンオーダーのほうが現実的な選択肢かもしれません。
実際に私がオーダーしたシャツ
私はサイズが既製品で問題なかったため、生地を選んで以下の仕様でオーダーしました。
- セミワイドカラーの襟
- カフスボタンは2つ
- 胸ポケットなし
- ネクタイ着用&ジャケットのインナーとしての使用を想定
生地選びは面倒に思われがちですが、実はそこまで大きく価格が変わるわけではありません。むしろ、着用予定のネクタイやワードローブにあるスーツを想像しながら選ぶプロセスは、非常に楽しいものです。そして出来ることが多いとついつい色々と盛り込んでしまいがちですが、引き算で考えて生地以外はかなりシンプルなものにしたことで飽きずに使えるという考え方もあります。
まとめ
シャツのオーダーは、サイズの問題を解決するだけでなく、自分だけの一着を作る楽しさがあります。パターンオーダーなら手軽にカスタマイズでき、フルオーダーならこだわりを最大限に反映できます。
日常的にシャツを着る機会が多い方は、一度オーダーを試してみると、新たな発見があるかもしれません。
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