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映画『クロスロード』 魂のギターバトルと“スーツ×ネクタイ”の美学

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映画『クロスロード』 魂のギターバトルと“スーツ×ネクタイ”の美学

映画『クロスロード』 魂のギターバトルと“スーツ×ネクタイ”の美学

2025/05/13

1986年に公開されたアメリカ映画『クロスロード(Crossroads)』は、ブルースとクラシックギター、そして伝説と現実が交錯するロードムービーです。ギター好きはもちろん、ファッションの観点からも楽しめる本作は、今なお語り継がれる作品のひとつです。簡単なあらすじに加えて、圧巻のギターバトルシーン、そして印象的な"スーツ×ネクタイ"のスタイルについても掘り下げてご紹介してみます。

◆ 簡単なあらすじ

ジュリアード音楽院に通うクラシックギターの天才少年ユージン・マルトン(演:ラルフ・マッチオ)は、伝説のブルースマン、ウィリー・ブラウンが実は収容所にいると知り、彼を訪ねます。ユージンは本物のブルースを学ぶため、ウィリーとともにミシシッピを南下する旅へと出るのです。

旅の途中でふたりは数々の出会いや試練を経験し、ユージンは次第にブルースの魂を理解し始めます。そして物語は、ウィリーがかつて“魂を売った”という伝説の"クロスロード" 十字路へと向かっていきます。

◆ クライマックス──悪魔とのギターバトル

物語の最終局面、ユージンはウィリーの魂を取り戻すため、悪魔に魂を売ったギタリスト“ジャック・バトラー”と対決することになります。このジャック・バトラーを演じているのが、実際に世界的ギタリストであるスティーブ・ヴァイです。

ヴァイが披露するテクニカルかつ圧倒的なギタープレイは圧巻。これに対してユージンは、クラシックとブルースの融合で勝負に挑みます。この対比がまた絶妙で、単なるテクニックの戦いではなく、音楽的背景と魂がぶつかり合う名シーンとなっています。

◆ 音楽×ファッション──“魂を語る装い”

映画『クロスロード』は、音楽映画としての完成度はもちろん、スタイリングからもインスピレーションを得られる作品です。特にブルーズマン、ウィリー・ブラウンのダブルのスーツスタイルは、ステージにおける“戦闘服”とも言えるものであり、ブラックやダブルのスーツ、白シャツ、ネクタイが持つ威圧感と説得力は、まさに“音で語る男”の象徴。ギターバトルの客席や演奏者のスタイルもなかなか我々日本人には真似し難いのですが、非常にかっこいいクラシックなネクタイスタイルです。

クラシックなスタイルは時代を問わず通用する そんなことを改めて感じさせてくれる名場面が、この映画には詰まっています。

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