映画『クロスロード』 魂のギターバトルと“スーツ×ネクタイ”の美学
2025/05/13
◆ 簡単なあらすじ
ジュリアード音楽院に通うクラシックギターの天才少年ユージン・マルトン(演:ラルフ・マッチオ)は、伝説のブルースマン、ウィリー・ブラウンが実は収容所にいると知り、彼を訪ねます。ユージンは本物のブルースを学ぶため、ウィリーとともにミシシッピを南下する旅へと出るのです。
旅の途中でふたりは数々の出会いや試練を経験し、ユージンは次第にブルースの魂を理解し始めます。そして物語は、ウィリーがかつて“魂を売った”という伝説の"クロスロード" 十字路へと向かっていきます。
◆ 音楽×ファッション──“魂を語る装い”
映画『クロスロード』は、音楽映画としての完成度はもちろん、スタイリングからもインスピレーションを得られる作品です。特にブルーズマン、ウィリー・ブラウンのダブルのスーツスタイルは、ステージにおける“戦闘服”とも言えるものであり、ブラックやダブルのスーツ、白シャツ、ネクタイが持つ威圧感と説得力は、まさに“音で語る男”の象徴。ギターバトルの客席や演奏者のスタイルもなかなか我々日本人には真似し難いのですが、非常にかっこいいクラシックなネクタイスタイルです。
クラシックなスタイルは時代を問わず通用する そんなことを改めて感じさせてくれる名場面が、この映画には詰まっています。
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